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北信州のホステル稼業日誌 
ホステル&ゲストハウス経営にまつわるチョット面白い話を小出しに紹介して参ります。宿屋歴20年の中年オヤジの戯言(^^)
青色申告自営業者に「年収」と聞かれても。。。。
最近旅ネタが不足しているのでもっぱら小話に終始しておりますがご勘弁ください(笑)

もうすぐ選挙ですが、今話題の消費税還付論。総理は還付基準を年収XX万、△△万と連呼していらっしゃいます。

ところが自営業、ことに青色申告個人事業者には「年収」の概念は、給与所得者とはかなり違っています。
特に宿屋の場合、自宅兼店舗に居住し、お客さんの仕入れが自分たちの食材にも「兼用」されます。

変な話ですが、こうしたタイプの個人事業者には俗に言う「年収」などあってないようなものなのです。

あくまで例えばの話で説明しましょう。

とあるYH経営を志願する人が5000万円の貯金はたいて、オール現金、一切の借り入れなしでYHを開業したとします。
建物が4000万円、土地が1000万円と仮定しましょう。

開業1年目、お客さんが500人泊まりました。売り上げは250万円でした。でも売り上げが250万円であって、年収(所得)が250万円というわけではありません。

仕入れコスト 50万円
水道光熱費 50万円
雑費 50万円

とします。経費はこれで150万円。手元には100万円残りました。では100万円が申告所得となるのかというとそうではありません。

建物建築代金をコストとして計上しなくてはなりません。
建物を取得した金額は4000万円ですが、その全額を一年で計上するわけにはいきません。法で定められた耐用年数で割って、一年毎に計上するのです。つまり減価償却というやつです。

法では建築様式にもよりますが、一般的な建物はおおよそ18年で価値がなくなるという計算をしますので、年間222万円の建物コストを事業経費として計上することになります。ということは。。。。

手元に残った100万円から222万円を引くと122万円の赤字。つまり申告所得は▲122万。所得税、住民税は非課税です。

実はココが給与所得者と自営業者の大きな違いです。給与所得者にとって「122万円の赤字」とは、イコール現金の不足を意味します。生活破綻の危機です。

しかしこの宿屋営業者ケースの場合、帳面上122万円の赤字ですが本人は100万円の剰余金をしっかりと溜め込んでいます。しかも所得がないわけですから、所得税と住民税は払わなくていいのです。(!)
減価償却は将来の建物補修に使用するための積み立てと考えるのが本筋ですが、サラリーマンが家を買っても減価償却などありません。

法律上償却をしますが、18年たって家の価値がなくなって、すべて建て替えをするなどということは実際ありえません。なので、考え方によっては100万円が儲かったという風に捉えることも決して不可能ではありません。

まあ実際はそれ以上の不測の出費がありますので、こんな簡単にはいきません。
しかし、単純比較をしたとして、同様の宿泊事業者が申告所得200万円に対して、給与所得者の年収200万円。比べ物にならないくらいの格差があることがお分かりいただけるでしょう。

消費税還付の基準をXXX万円だなんて、あまり安易なことを言ってはいけませぬぞ!総理!(笑)

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