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北信州のホステル稼業日誌 
ホステル&ゲストハウス経営にまつわるチョット面白い話を小出しに紹介して参ります。宿屋歴20年の中年オヤジの戯言(^^)
コストコとユースホステル
ユースホステルの会員制度。

昨今、ライバル施設がひしめく中にあって、ますますその意義が薄れていることは明白です。

お金を払って会員になるからには、一定のメリットがなければ意味はありません。

たとえば、ユースホステルばかりを泊まり歩くことが決まっている旅を楽しむ場合。
これならば、会員になるメリットは十分にあり得ます。

競合する宿泊施設が乱立する中にあって、そのような人は極めて少数派といえます。

会員になるからにはその先に明白なメリットがなければなりません。


たとえばコストコ。

コストコで買い物をするためには会員証が必要です。年間4000円の会費が必要です。
結構な額だと思うのですが、そこには明白なメリットが存在します。

日常的に通うスーパーマーケットでは考えられない「夢の世界」が広がっているからです。

超ビッグサイズのポテトチップス、大袋のクロワッサン、巨大なニューヨークチーズケーキ。

はじめてそこに足を踏み入れる人は、陳列されている商品のお得感とボリューム感に圧倒されます。


では、ユースホステル会員になれば果たして「コストコ」にみられるような夢の世界が広がっているのでしょうか?

残念ながらそれはあり得ません。

しかも、会員にならずとも600円払えばだれでも泊まれます。

でも、600円も払わなくてはならないので、一般の人にとっては割高感満点です。

結局、中途半端な会員制が集客のデメリットになっている可能性が極めて高いのです。



でも、不思議なことに、だれもそのようなことについて統計学的分析をしようとしません。

私が開業した2000年の会員数は15万人ありました。ホステルの数は350軒。
いっぽう、2017年の会員数は24000人。 2019年5月現在の国内ユースホステル実数は169軒にまで減少しています。

会員数は年に10%ペースで減少しているのですが、宿泊実数はここ数年上昇に転じています。
おそらくインバウンド需要だと考えられます。

利用が増えているということは需要が増えていることを意味します。
これはゲストハウスの台頭によっても明らかです。

明らかに「ホステル」需要が旺盛なのですが、その需要を十分に取り込めずにいるのは、会員制が足かせになっている可能性は否定できません。

ユースホステル業界に不足しているのは、過去の亡霊にとらわれ過ぎていて、今を的確にとらえきれていないマーケティングの不足だとつくづく感じます。

先日、会津野ユースホステルさんがユースホステルを脱退されました。
常に前向きで、建設的な意見を発信する次の世代を担うユースホステル界の有力者とみられていた経営者だっただけに、そのニュースは業界内ではかなりのインパクトを持って伝えられました。

「ユースホステル」を名乗ることが、かえって経営の足かせになるということを多くの人が感じているのは間違いなく、業界の人たちはそこの部分をもっと真面目に考えるべきだと思います。 隠居の身でないのならば。



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