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北信州のホステル稼業日誌 
ホステル&ゲストハウス経営にまつわるチョット面白い話を小出しに紹介して参ります。宿屋歴20年の中年オヤジの戯言(^^)
ヘルパー制度の大転機
先日も紹介しましたが、今ユースホステル業界では「ヘルパー」が絶滅危惧種に向かってまっしぐらな感じです。

ブラック企業ならぬ、ブラックバイトなる言葉が登場し、かつては無償就労が当たり前だったヘルパー制度が労働基準法に抵触するとみなされるようになりました。

YH最盛期の1972年。宿泊料の上限は

1泊500円
夕食250円
朝食150円

でした。

当時の物価指数を調べてみますと

封書20円
地下鉄40円
かけそば150円
大卒初任給54000円
うな重700円
アンパン40円
食パン1斤55円
たまご158円
牛乳1L75円

これらの基準物価に照らしますと、当時のYHの利用料金は極めて低廉であり、どんなに稼働率を上げたところで、YH経営だけで利益を出し、生活することなど不可能だったということが明白です。
うな重一人前に200円プラスするだけで、2食付き宿泊が出来たのですから、その安さが際立つというものです。

YH運営はあくまで経営ではなく青少年の旅を助ける慈善事業だったということになります。

なので、多くの施設は旅館の一部をYHとして提供し、便宜を図る。そうしたスタイルが一般的でした。

労務者は当然(無償)ボランティアです。いわゆるヘルパーです。利益のないホステル運営を支えるのは、無報酬のヘルパーだったのです。

それから40年

ユースホステルの利用料金はおおよそ3500円。夕食は1200円、朝食は700円です。

1泊2食付料金で当時の6倍です。

当時の物価から比較して6倍にも跳ね上がったものはまず見当たりません。

牛乳 2倍
たまご 変わらず
かけそば 2倍
地下鉄 4倍
大卒給与 4倍
豆腐 2倍
食パン 3倍
映画 2倍

つまりYHが利益度外視の慈善事業から、立派なビジネスへと変化しました。

当時は兼業施設が圧倒していたのが、こんにちでは専業施設が大半です。
安いとされていた宿泊料金も安いビジネスホテルと同等かそれよりも高いケースも珍しくありません。

にもかかわらず、長らくYHのヘルパーは労働者ではなく、あくまでヘルパーでした。

現在、ヘルパーを雇わなければならないほどお客さんが沢山やってくるユースホステルは間違いなくしっかりした利益が出る構造になっています。

ユースホステルが安い料金でやっていけるのは「ヘルパー制度」のおかげなんです。

などと、無償労働者を正当化するホステルも存在しましたが、そうした逃げ口上はすでに過去の遺物です。

家族だけでは運営が回らないならば、そこは立派な高収益ホステル。
儲かっているなら、ちゃんとバイト代を払いなさい。

そういう時代になりました。

あ。ウチは中学1年の息子と小学4年の娘がヘルパーです。家族ですからもちろん無報酬。

「手伝いはやって当たり前」

いやな顔ひとつせず、今日もせっせと手となり足となり手伝ってくれています。

夏のシーズンが終われば、かっぱ寿司で慰労会ですよ(笑)


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