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長野県YH協会





若旅★インタビュー

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北信州のホステル稼業日誌 
ホステル&ゲストハウス経営にまつわるチョット面白い話を小出しに紹介して参ります。宿屋歴20年の中年オヤジの戯言(^^)
ホステル宿泊体験取材
久しぶりに宿泊体験取材旅行に出かけます。今回は列車で。


まずは 北陸新幹線で上越妙高をへ移動

そこから えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインに乗り換え 妙高高原。




さらにしなの鉄道北しなの線、 長野駅から 小諸行きに乗り換えて戸倉まで移動してきました。


ちょうど昼ご飯時だったので駅の待合室にある昔懐かしい雰囲気漂う 立ち食いそばでランチと致しました。


かけそばと 名物のもつ煮込み




戸倉での目的地はここ


温泉ツウの間では大変人気かつ有名な国民温泉。







温泉を満喫した後は、姨捨までの6キロを歩いて行くことにしました。

しかし歩く旅というのは本当に心に残るものです。


車で移動するだけだと通り過ぎるものが全く目に入らず 、往々にして何も印象に残りません。
しかし、 歩くことで、あらゆるものを五感で感じ取ることが出来ます。




車でのドライブは日常の延長ですが、 歩くことによって何の変哲もない景色が非日常へと 変化するから 不思議なものです。




遠くに行かなくても「旅」。
これぞ旅。

良い時間でした。

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人気のゲストハウスに潜入(^_^)v
昨今のゲストハウスブームはとどまるところを知りません。

信州にも人気の宿が多数存在します。

小谷村 梢の雪
安曇野 地球宿
下諏訪 マスヤゲストハウス
須坂  ゲストハウス蔵

その他多数。

今日は一番近い須坂のお宿さんを訪ねました。


八畳の和室に衝立を設けた3人ドミトリ。

1泊3000円 素泊まりのみ

古民家改修型の、いわば今のトレンドともいえるスタイルです。
3部屋 11名定員の小ぢんまりしたアットホームな雰囲気に溢れています。

女性オーナーさんはひたすらフレンドリーかつ親切。
適度に砕けた振る舞いが好感度大です。


夕食を外で食べ、その後オーナーさんが温泉に送迎してくださいました。(須坂温泉古城荘)。

生まれは須坂市内で五年前にUターンし、ゲストハウスを志願。

ゲストハウス品川宿で三ヶ月修行し、須坂市内いわゆる旧市街で空き物件を賃貸で借り受け開業されたとのことです。

温泉から戻ると、そこは10人ほどの若者が集う宴会場。

みな宿泊者かと思いきや、半数以上が近所の住人。

話には聞いていましたが、いま人気のゲストハウスは、宿泊者だけでなく、地域住民のつどうコミュニティハウスとして広く開放されているケースが多いのです。

しかも、圧倒的に若い。
本当に若いのです。



みんな20代後半から30代。

1990年代から2000年代初等のユースホステルの雰囲気です。

いや、それを通り越して、かつての人気恋愛バラエティー番組

あいのり


の如しです。

会話の内容は勿論旅の話が中心。どこのゲストハウスが良かった、昨日は何処其処に泊まった、等々。

残念ながらユースホステルについては話題にのぼることはありませんでした。桃山荘以外は。。。。(ToT)

隣は日中カフェとして営業されています。


キッチン


フロント談話エリア



ウチも15年前ならこんなシーンも珍しくはなかったかも知れません。

若い人が居ないと嘆くユースホステルオーナーさんが少ない昨今。
しかしこんな光景を目の当たりにすると、一体何が原因なのか、本当に分からなくなってしまいます。

かつて、国内ユースホステル業界の重鎮たちは、ユースホステルに若い人が来ないのを「海外に流れているから」と言い訳していました。
「ゲストハウスはユースホステルと違い、交通至便な立地にある」と、立地環境のせいにしていました。

しかしそれらは単なる言い訳に過ぎなかったのではないかと、最近強く思うようになりました。

ひとが集まる空間には、揺るぎない一定の法則が存在しているのです。

大変勉強になりました。






超人気そば店はやはり味も接遇も一流な
戸隠の超有名そば店「うずら家」。
いつも行列が絶えることがありません。

レストランクチコミサイト「食べログ」では3.74という驚異のハイスコア。

折角泊まりで戸隠に来たので、並んでみることにしました。

長野駅からのバスを中社で降りて、店に直行。

時間は1330過ぎでしたが、このひとだかり。


予約シートに記帳し、約40分待ちと伝えられました。
待ち人に対応し捌くく役割は、大抵パート従業員と相場は決まっていますが、此処は店長、つまり主人が役割を担っています。

これくらいの繁盛店ともなると、決まりきった台詞で淡々と客を捌いていきそうなものですが、まったくそんな感じではありません。

客の目を見て、自分の言葉を用いて、心をこめて言葉を発しています。

待たされる客も不快な気持ちにはなりません。

そして約30分後、店長みずから私の前を行き、二階の座敷に通されました。

天ざる大盛
きのこの大根おろし合え

を注文。

待っている間、テーブル横に添えられたそばの栞を一読。

誰が書いたのか、並々ならぬ名文におもわず唸りました。

戸隠を愛し、蕎麦を愛する気持ちが伝わってきます。







メニューは豊富




まずはきのこ


そば。


戸隠ならではのボッチ盛りで、水切りは控えめ。
本わさびとキレある辛めのかえしがよく合います。


天婦羅は焙煎胡麻油でガラリと揚げられています。


蕎麦湯も沢山頂きました。



食べ終わる頃には2階席には誰もおらず。


非常に満足しながら支払の時に尋ねました。

テーブルにある栞の名文は何方の作ですか?

パートらしき女性が厨房の店主を呼んでくれ、出てきた主みずから笑顔で答えてくれました。

実弟が書いています。新聞も三紙愛読していましてね、好きなんですよ。書くことが。私にはそんな芸当ありませんけれど(^_^)v


忙しさに負けず、ひとりひとりの客への丁寧極まりない、でも恭しくもない、そんな店主の人柄が並々ならぬ蕎麦の味をさらに高みへと引き上げていることには疑いの余地がありません。

商売人の一人として、大切なことを気づかされたような思いがしました。


戸隠古道をゆく
戸隠高原横倉ユースホステルさんを後にし、向かったのは長野市街地。

バスではなく、戸隠古道をたどり自分の足で行くことにしました。



出発は0922


戸隠バードラインに沿って、古道が続いているのです。


ウエストバージニア州のアパラチアントレイルと雰囲気が瓜二つ。





古道の証です


かつての戸隠の入り口だった「一の鳥居」跡


道標はわりとシッカリしています。


八キロ地点付近は鬱蒼とした泥濘。


芋井上ケ屋地区で、ようやく人家のある里。




急峻な斜面にはリンゴ畑。
秘境の雰囲気をたたえる長野市芋井地区。
南斜面ゆえにかなり高品質そうなふじがたわわに実ります。


共撰所もあるので、時期になったら是非買いに来ることにしましょう。


善光寺まであと五キロでもまだこんな山の中。


善光寺まであと三キロ


国道406号線に合流すると、イキナリ市街地、西長野町。
ワープしたような感覚です。


和田りんご店という八百屋さん。

ふじが一盛り200円で売られていて、ひとつお買い上げ。芋井産ではないと思いますが。。。


西門酒蔵を通りすぎ


善光寺仲見世着は1253

総距離17.7キロ、所要時間3時間30分、平均時速は約5キロ弱。

素晴らしい旅でした。

お勧めです。かなり(^_^)v

前半


後半






国内唯一の「重伝健」ユースホステル戸隠高原横倉
須坂のゲストハウスの翌日は戸隠に向かいました。
泊まったのは戸隠高原横倉ユースホステル

ユースホステルとして50年以上の歴史がありまして、いわゆる国民宿舎との兼業型でもあります。
以前日帰りの懇親会で一度お邪魔したことはありましたが、宿泊でお世話になったのは今回がはじめて。

格式あるかやぶきの山門


中社のすぐ近く、かの有名な蕎麦屋「うずら家」から50mほどの場所にあり、非常に立地条件の良い場所といえます。

もともと「十輪院」と名乗る宿坊でして、オーナーの横倉英起氏も実は神職の資格をお持ちでいらっしゃいます。

正面玄関。

これまた格式ある破風が迫力です。


2016年にここ戸隠は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されまして、横倉YHの「山門」とこの「母屋」が歴史的風致形成建造物第5号に指定されています。


重伝建推薦の動きがはじまってから、約5年で指定をかちとったとのこと。
ほかの例と比べて「5年」という月日は非常に短いのだそうです。

おそらくここは日本唯一の重伝建のユースホステルです。

さらに、重伝建に指定された周囲の建物の中にあってもここ横倉さんの建物はより原型に近い状態を保っていまして、母屋のサッシはすべて木枠。


よそ様はそのほとんどがアルミサッシに交換されています。

これは古いものをかたくなに守る所有者の心意気というほかありません。

奥様いわく、時々風が吹き込んで困るなどとクレームがあるんですよ(^^)との由。

木枠のサッシの隙間風はむしろ重伝建に泊まっていることの付加価値を高めるものであり、むしろそれを売りにすればいいのではないかと思った次第。

昨今、「民泊」のワードになぞらえて、「伝泊」なる言葉が脚光を浴びるようになったくらいですから、このような格式ある伝統家屋のお宿はますます輝きを増すに違いないのです。

ホーロー製の古いJYHのかんばん。


これまた古いホーロー製の国民宿舎のかんばん。


横倉氏の古いものへの愛着、こだわりが随所に感じられます。

素晴らしいのひとことであります。
是非一度足を運んでいただきたいユースホステルといえます。

つづく