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信州ツーリズム情報局 
信州全20軒のユースホステルオーナー(マネージャー)が、旬の旅情報をお届け! 季節の話題、イベント情報はもちろん、ユースホステル運営にまつわる、生活感たっぷりの(笑)奮闘記も綴って参ります
「個人商店は3年続いて本物」ですか? なんだかレベルの低いお話で(^^)
なんだか最近この手のブログの記述を読み漁るのが面白い宿主です。

開業もしていないのに、ゲストハウス開業ハウツーを語る人
開業の嬉しさのあまりに「開業相談に乗ります」と後進の世話を焼く人

昔の私を見ているようで面白いです。

しかし気になるのは、わずか1年~3年できっぱりやめてしまう人がとても多いこと。

ゲストとの交流を打ち出し、付きっ切りで表に出ずっぱりだと、よっぽどの人でない限り疲弊してきます。
皆がみんな話の合う人ばかりとは限りません。

よく「宿屋は24時間営業同然」という人がいます。

でも、19年営業してきて、そんなことを感じたことは一度もありません。これ、事実です。

お客さんは壁一枚隔てた先でいびきをかいて寝ていますが、夜中に起こされたことは一度もありません。
昼間の時間帯は私的な時間です。確実にプライベートな時間が確保されています。

家事と仕事が同時進行しているので、「いつでも仕事」という感じではありません。

2-3年で辞めてしまう人は、売上の伸び悩み云々の前に、精神的に疲弊してしまって続けられれなくなる人が少なくないのではないかと思います。

交流の押し付け、地域おこしの使命感などなど。
盛業のゲストハウスの共通項のようないわゆる「キラキラ要素」を押し出している若い人ほど、燃え尽きてしまうのが早いのかもしれません。

あんなにオシャレで、意識高く、時流に乗ってきたと思われるような人たちが次々に閉業。

そもそも開業することで何を目指すのかで、理想となる数字は全く違ってきます。


1.ビジネスとして会社の利益を追求する

2.生活の糧として営業する

似ているようですが全く違うと私は思います。


ウチの場合は2.です。ひょっとしたら多くの個人事業者はこちらではないかと思います。

でも、1か所目が盛業で、業務拡張するオーナーは、1.を目指そうとします。特に都市部のホステルの場合はこちらの志向の強い人が多いようにも感じます。

でも、ビジネスを優先してしまうと、結局人を雇うことになります。
何のためにゲストハウスを始めたのか、そんな初心が希薄になってしまう人もたぶんこの世界にはたくさんいると思います。

人気ゲストハウス程、スタッフの数が潤沢に見えます。
オーナーではない雇われオーナーが日々業務にあたる、そんなお宿さんは沢山存在します。

先日興味深いブログを見つけました。

とある観光地でゲストハウスをはじめ、やがて業務拡張していったオーナーさんのブログです。

====

今晩、何ヶ月かぶりにxxxホステルの夜シフトに入りました。最近は、現場に出る回数も減り、出たとしてもxxxxx(別店舗)にいることがほとんどでした。
ふと、共有スペースにいたドイツ人の女の子と話すことになり、色々話している最中、このホステルはどれくらい営業しているのかと聞かれました。
カレンダーを見ると、5月29日。
ちょうど2年前xxxホステルが開業した日でした。
完全に忘れてました。
今日は開業2周年。
彼女に聞かれなかったら、大事な日を何事もなかったかのように過ごすことになりそうでした。
急遽ビールを無料で振る舞うことに決め、手当たり次第ビール飲んでね!とゲストに声をかけると、自然と会話の輪ができとても良い雰囲気になりました。
昨年の1周年記念の時は盛大にパーティーを行い様々な人に祝ってもらいすごくテンション上がりましたが、今晩は去年に比べると静かでしたがその分幸せを噛みしめることことができました。みんなありがとう。
ドイツ人の彼女に、今日は2周年だったねなんて話をしていると、ドイツでは「個人商店は3年継続できて本物」という言葉があると教えてくれました。
最初の1,2年はみんな頑張るけど、3年を待たずして閉店してしまうお店が多い。しかし3年を越えるとその後も継続してお店を続けられるんだそう。
確かにその通りなのかもしれないと思いました。
3年間個人商店を続けられるモチベーションを保つことも大変だし、時代の波に飲み込まれずかつ時代に置いて行かれないように経営努力をすることも大変です。
xxxホステルはまだ2年。
あと1年絶対続けられるように、今後も頑張ろうと決心した夜でした。


===


たったの3年?
3年たてば本物?

商売のサイクルはそんなに短いのですか?なんだかずいぶん志の低いお話のように思えます。

たしかに飲食業を代表とするいわゆる「水商売」はさもありき。
でもゲストハウスもそのカテゴリーとして捉えられてしまうと、チョット違うのではないかと思います。

ビジネスではなく、生活の糧、飯のタネ、というのであればもっと長い目で営業していられるのではないかと思います。
もちろんそのためには、それなりの知恵が必要なのは言うまでもありませんが。




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お客サンに媚びない首尾一貫とした姿勢
最近話題の民泊。


受け入れる側は、とにかくクイックレスポンスが求められ、レビューで高評価を得るために、ある程度悪事にも目をつぶる傾向にあるように思えます。

今の時代、何事もレビューで商売の成否が左右されることが少なくなく、事業者は日々戦々恐々としているのかもしれません。


そんな中、私が以前利用した旅館で、非常に感銘を受けたとある日本旅館があります。
高級旅館ではありません。
いわゆる昔ながらの商人宿でして、とある港町の市街地外れにひっそり佇むいわゆる「レトロ旅館」であります。

楽天のレビューは4.4台と非常に高評価。

ところが、古さゆえの勘違い(?)レビューも時々散見されます。
ですが、宿主様はそうしたクレーム的投稿にも真っ向から反論し「撃退」しているのには同業者として非常に興味深いものがあります。


お客さん1

W部屋を出る時にカギが出来ず。チェックアウトし狭い駐車場から出る時も案内する人もいない。不親切。


宿主返信

ジジババ二人だけでやっている安宿に多くを望まれるのは迷惑です。
分からないことがあれば尋ねればいいし、困ったことがあれば頼めばいい。
もっとお金を出して高級旅館か高級ホテルに行って下さい。いい歳をして勘違いも甚だしい。


お客さん2

古屋敷を期待しましたが、何というかただただ古く汚い建物という印象。
どこか埃っぽく、部屋の土壁には綻びが。布団もジメジメとして、体が痒くなりました。
入口入ってすぐには宿主人らの私用スペース。テレビなど生活音が漏れ聞こえます。旅館よりも民宿がピッタリです。
主人もどこか高圧的で、「泊めさせてやっている」感が強く、リラックスとまでは行きません。
XXの街が魅力的だった分、残念でした。


宿主返信

部屋の鍵を返さないで帰ったので携帯に電話を入れました。
すると“部屋にある”とのこと、無いと言うと“布団の中にある”と言う。
羽毛布団のカバーをはずしたところ出て来た。
“そんなことでは困ります”と一言だけ注意しました。
謝罪するでもなく、また濡れタオルを畳に置いて帰ったりで、とてもマナーの悪い人でした。
前後の投稿に書いてある内容と全く逆の有りもしない意見、最初から「誹謗中傷」が目的で利用されたものと思います。
宿はお客様を選べないのがつらい。



そんなネガティブ評価をフォローするお客さん3

書込みに書いてあった通り、建物は古いですが問題なし(味があって良い)
液晶TV、ウオシュレットトイレと必要な部分は新しい物を導入している。
ご主人が厳しいとの書込みもあったが、全然そんなことはない。
スリッパを揃えるとか風呂場のお湯は出るときに満タンにするとか
節電とか当たり前のことを書いてあるだけです。
朝食も美味しかったです。
XXに行った際は、また利用したい宿です。


宿主返信

早速のご投稿有難うございました。頑固ジジーの名誉まで回復して下さり感謝いたします。畳に濡れタオルを置いたり、夜遅くまで騒がしく隣室に迷惑をかけている場合等、目に余る場合は注意しています。
当館はご覧のとおり利便性に欠ける宿ですので、お客様同士の気配りが必要不可欠となります。
時々マナーの劣るお客様も居りますので、止むを得ず所々に“お願い”と“注意書き”を張っています。
年末・年始を除くと定休日がありませんので、日曜日の夕食だけ家内に息抜きをさせています。夕食を差し上げないで申し訳ありませんでした。またのご利用をお待ちしております。  


宿屋を営む視点と、客の視点と両方の視点を持ちあわせる私の評価はというと、上の「お客さん3」とまったく同等。
何の問題もないのです。むしろ、レトロな雰囲気があらゆるマイナス要素をすべて打ち消すほどのインパクトを持ち合わせています。

イケない行為に対してはハッキリものを言う痛快さ。
決してお客に媚びるような態度をとることはありません。
人間として良識のある振る舞いをすれば、互いに何も問題は起らないはずなのです。

しかし、往々にしてお客を怒らせてはならないと、下手に出ざるを得ない商売人が多い中、こうしたブレない態度はある意味スゴイことだと実感します。
まるで昔のユースホステルペアレントを彷彿とさせます。

そんなお宿さんに私は2回も泊まっています。
それくらいにお気に入りの宿でもあります。

また近いうちに訪ねてみようと思います。